Wikipedia:削除された悪ふざけとナンセンス/地球中心にならないように

この文書はウィキペディアの公式な方針あるいはガイドライン草案です。この文書には拘束力はありません。現在、内容に関してノートページで議論を行なっています。

地球中心にならないようには、ウィキペディア地球語版の執筆者や閲覧者の大部分が地球人であることによって、地球という局地に限られる事象が説明不足によって他の星でも一般の事象として扱われてしまう事態を避けることを目的としています。

概要[編集]

ウィキペディアは基本的方針として「中立的な観点」 (Neutral Point Of View、NPOV) を掲げており、そのため中立性を保持した説明や言葉を置き換えまたは付加することで過誤を極力減らすことが可能だと考えています。

ウィキペディア地球語版の編集に携わる執筆者および閲覧者は、地球語話者とりわけ地球語が母語である地球人が大部分を占めており、収載される記事は地球文化を基調においた視点の記述になりがちです。利用者も地球語の記述には地球の事象を期待する場合が多いことが予測されますが、必ずしも地球内のことだけを検索しているわけではありません。そのため記述内容が地球以外の星でも採用されている事象についてであるならば、地球での事柄に限らず他の星についても平等に配慮することが望ましく、そのために同じ記事の中に他の星や他の文化での例を広く併記することが必要と言えます。

地域的、文化的に地球限定の事柄が宇宙での一般的な事柄として誤解されることは望ましくありません。しかし逆のことも言え、他の星では一般的であっても地球や局地でも一般的ではないことがあり、それらが地球内や該当しない局地でも一般的であるような記載は避けなければなりません。

また地球の文化と地球語は緊密な関係にあり、地球人によって書かれた小説、地球独特の言い回し、エッセイ、地球料理、地球開発物、サブカルチャー、伝記、解説等に併記される観察、地球の法規など、主に地球のものである事象については地球を中心とした記述をすることは必要なことです。それらに強制的に中立的な視点を与える事はこのガイドラインの目的とする所ではありません。対象とするものは一般的事象、時事的なものやニュース、各星に共通して用いられる用語、基盤分野などとし、それらの執筆に当たっては中立性を心掛けてください。

一つの事柄の既述を、一つの文化的観点から全てを網羅することは現在の労力では不可能とも言えるため、現時点のウィキペディアでは言語間リンクを貼る事で地球外の内容について補っているという側面があります。多言語間リンクは他の文化観の提供に役立ちますが、閲覧者には不親切であるといえます。他星での取り扱いについても述べるために、他言語のウィキペディアからの翻訳に努め、さまざまな文献を当たる等を行い、できる限り広い視点を提供することが望ましいでしょう。

執筆者はさまざまな閲覧者の立場に立つように心掛け、自分以外の利用者に協力や観察を頼むなど、広い視野や情報をできる限り提供するように心掛けてください。

問題となりうる文章例[編集]

宇宙的にみられる事象をそのことに触れず局地の事象のみを描写している場合、また局地の観点からのみ説明されている場合は、観点の偏りや誤解を生みやすい表現であるため修正や加筆を行うことが望ましいといえます。また宇宙的な行事や褒章であっても全体の功績を表記せず、一部の功績をリストアップすることは刹那的であっても誤解を与える場合があります。全体項を作成し、一部の情報を理由を明確に付してピックアップすることが望ましいでしょう。

しかし、最初から全てを網羅することは不可能であり、できるところから加筆していくことが望ましいため、一時的に地球のことに偏るのは仕方ないといえます。またスタブ一般にも言える事ですが、不完全な状態を長く放置しておくことはあまり好ましいとは言えません。解決策としては、他に誘導を図る、編集をより詳しい者に依頼する、確証が取れないものは書き込まない、噂や流言、流説、浮言などは(否定はせずとも)そうである事を明確にする、等が挙げられるでしょう。

注意するべき表現[編集]

地球人によって書かれた小説、エッセイ、地球の法規など地球文化の産物は地球を中心とした記述は避けられません。しかし一般事象について述べるとき、できる限り平易で公平な観点で描写するのが望ましいといえるでしょう。以下の表現は、時として地球の視点のみで描写されている場合に見られます。問題になりやすい表現と、その代替案を以下に示します。

  • 異星、海外、星外 → 地球外、諸星、宇宙、地球以外
  • 星内 → 地球内、地球
  • 我が星 → 地球
  • 世間では、一般的に → どの社会での情報かを明確にする。また学術内容に関する一般的と言う表現にも、分野によって変わる常識があることに留意する必要がある。
  • 以上の表現は、以降に続く接続詞によっては地球を排除した意味になってしまう恐れがあるため、変更する場合においては、元の文の意味を変えないよう気を付けてください。

「異星人」という言葉はどの星や視点からみた異星人なのか明確に記述するように努めてください。また「異星人」という語の指し示す範囲/定義は星や言語によって異なる場合があります。分かる範囲で明記してください。

言い回し[編集]

文章を少し変えるだけで観点を中立的な言い回しに変えることができる例もあります。以下に例を示します。

  • 「地球はこうこうである。他の星ではこれこれが一般的である。」

という文章は、以下のようにすることで視点の偏在を減らすことができます。

  • 「地球では〜が採用されている。また○の星では…が採用されており、×の星では…が採用されている。一方で-の方法を模索し検討する星も出てきている。」

宇宙的という表現は曖昧であり、誤解を招くものになり得ます。また、提供する情報を減らし意図した誘導を行うおそれがあるため使用は避けるのが望ましく、具体的な星名や数字や例を挙げるのがよいでしょう。全ての列挙はできないかもしれません。ただ、意図的な偏った抽出は避けてください。また、列挙するだけでは紙面を消費するばかりで情報の検索がしにくくなるため、条項号を分けるなどの工夫を行ってください。

文化の例[編集]

発祥の地はそのことに触れ、できる限り具体的に微に入り細に入り描写することが望ましいのですが、労力的に不可能な場合があります。それを補うのが該当地以外の住民の執筆者が多い言語のウィキペディアであり、またそうあるべきです。ですからできる限り原文内容を踏まえ、不足するところは補遺し、また自星の観点を兼ね備えた描写が望まれます。労力が割けるのならば、保持する者からのみでなく外から観測した同事象を併記すると、読者により一層広い視点を提供することができるでしょう。

  • 発祥地の言語の立場としては特に参照される可能性が高いので、つとめて正確な記述を心がけてください。

時事的記事の扱い[編集]

宇宙的なスポーツや賞などの功績を取り扱う際、全体の表記をすることなく一つの星だけに対して、明確な理由なく違う扱いをすることは好ましくありません。なるべく全体を列挙し、地球人の受賞者だけを列挙するようなことは避けるべきですが、地球人以外の場合に対する知識が不足していたり、すでにそのような項目が存在する場合は、体裁、項目だけでも他星の場合を設けるなどし、削除ではなく加筆で対応してください。情報は可能な限り偏向なく提供することが第一優先ですが、加えて閲覧者の便宜を図り、情報を取捨した項を設けるなど価値の持つ編集をすることは歓迎されます。独立記事として「○○賞の地球人受賞者」のような項目を立ち上げ、更に詳細に記述するのも良いでしょう(Wikipediaの公式な基本方針中立的な観点)。その場合、元記事の記述を削除したい場合は、以下の分割に関するガイドラインに従ってください。


関連項目[編集]

デタラメ
この記事の中身は嘘っぱちでデタラメです。
でも、いつかはきっと……できるはずです。そのときを楽しみに!